烏丸経済新聞の今年上半期のPV（ページビュー）ランキング1位は「河原書店」（中京区高倉通三条下ル）が発売した「『祇園祭』のイラスト解説本」だった。京都の夏の風物詩である祇園祭をイラストで詳細に解説した同書は、京都市内の多くの書店でも陳列棚にディスプレーされるなど読者の関心を集めた。同記事は5月中旬に掲載されたが、祇園祭が近づくにつれアクセス数はさらに伸び、7月2日現在ランキング1位となっている。

　ランキングは、今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのページビューを集計したもので、2位には「四条烏丸に複合商業施設『フローイングカラスマ』」、3位には「四条河原町のレトロな建物に『ミナ ペルホネン』の直営」が続いた。上位10位のランキングは以下の通り。

1.「祇園祭」のイラスト解説本－持ち運び可能、メモ帳機能も2. 四条烏丸に複合商業施設「フローイングカラスマ」－4月開業3. 四条河原町のレトロな建物に「ミナ ペルホネン」の直営4. 三条通にパリ人気ブランド「エルベシャプリエ」2号店5. プラッツ近鉄京都、閉店に向け最後のセール－87年の歴史に終止符6. 大丸京都店、東洞院四条の銀行跡地に周辺店舗をオープン7. 住職がヒーロー戦隊「ミョウレンジャー」発足－西陣活性化に一役8. 四条烏丸に「フローイングカラスマ」－「五感空間」をテーマに9. 京都大丸そばに和カフェ－元「京都証券取引所」の建物を利用10. 英国をモチーフにした「ホテルモントレ京都」－烏丸三条に
　内訳を見ると、「ミナ　ペルホネン」と「エルベシャプリエ」の京都初出店の記事が3位と4位にランクイン。両記事は公開から3カ月以上経った現在も、アクセスランキング上位に食い込む根強い人気がある。7位の「住職がヒーロー戦隊『ミョウレンジャー』発足」は、現役の住職がヒーロー戦隊を立ち上げたことで話題を集め、その後大手新聞にも掲載された。また、今年4月にオープンした商業施設「フローイングカラスマ」は2位と8位にランクインし注目の高さが伺える。「フローイングカラスマ」や10位の「ホテルモントレ」のオープンなど、烏丸経済新聞の読者が伝統の街「京都」に吹きつつある新しい風とともに、9位の「O-Cha Cafe（オチャカフェ）」のオープンネタのように身近な街ネタにも興味を持っていることが伺える。