京都・出町柳の葵橋西詰に7月1日、シェア型書店「右岸書房」(京都市上京区青龍町)がオープンする。約130区画の棚を棚主ごとに貸し出し、本だけでなく雑貨や作品なども並べる。
構想は約5年前、運営者の森本さんが東京・神保町のシェア型書店「PASSAGE」を訪れたことから始まった。書店が減少する一方で、独立系やコミュニティー型書店が各地で生まれている流れを知り、「京都でも人が集まる場をつくりたいと考えるようになった」と振り返る。
出店場所に出町柳を選んだ理由について、森本さんは「大学が多く文化的な活動が集まる地域で、鴨川にも近い立地に魅力を感じた」と話す。長く物件を探し続ける中で現在の建物と出合い、「ここしかない」と感じたことが出店の決め手になったという。
店内は古い建物の趣を生かしながら改装し、棚は木目調で統一。家具にはアンティークを取り入れ、土足禁止とすることで、本を手に取りながらゆっくり過ごせる空間を目指したという。
棚には本だけでなく、陶芸作品や雑貨なども並べることができる。それぞれの棚主が思い思いに選んだ本や作品を並べることで、多様な表現が集まる場を目指す。
建物内にはワークスペースや自習室も備え、今後はカフェも併設する予定。展示やワークショップなど、利用者の「やってみたい」という声から生まれる企画も受け入れていくという。
森本さんは「本が好きな人はもちろん、本好きでなくても、人が好きな人に来てもらえたらうれしい。本を入り口に、人と人が出会い、新しい発見が生まれる場になれば」と話す。
営業時間は15時~20時。月~水曜定休
棚主の利用料は 月額 3,300円~5,500円(別途入会金 5,500円)。入店無料。