ファッションブランド「mina perhonen(ミナペルホネン)」の直営店が2月10日、四条河原町の寿ビルディング(下京区河原町通四条下ル、TEL 075-353-8990)にオープンする。直営店は白金台の店舗に続き2店舗目。
「ミナ ペルホネン」はパリコレにも参加しているデザイナーの皆川明さんがチーフデザイナーを務めるブランド。1995年の設立以来、手書きの図案を使って製作した洋服や小物、家具などを展開してきた。今回の出店は、「2店舗目はぜひ京都に」という念願が「寿ビルディング」との出会いで叶ったという。
「寿ビルディング」は1927年の建築で白い石造りのレトロな建物。店舗面積は約88平方メートルと白金台店よりも広い。京都店のコンセプトは「扉を開けたらずっとその場所にあったような景色に出会える店」で、床と壁には大谷石を用い、床はオークをとのモザイク調にしている。また、フィンランド語で「ペルホネン」は「ちょうちょ」を意味する。ブランドのシンボルであるちょうちょのガラスを扉にあしらったほか、5メートルに及ぶ高い天井空間にするなど、内装にもこだわった。
京都店では、「ウィメンズ」「メンズ」「子供服」「インテリアファブリック」などを常時取り揃える。皆川さんは「日本の文化と歴史の窓口である京都で、自分たちのものづくりを伝えていきたい」と話している。