四条烏丸に複合商業施設「フローイングカラスマ」-4月開業

旧北國銀行の建物を修復した、複合商業施設「フローイングカラスマ」が4月初旬にオープンする。

旧北國銀行の建物を修復した、複合商業施設「フローイングカラスマ」が4月初旬にオープンする。

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 長谷(下京区烏丸通四条下ル)は、旧北國銀行(中京区烏丸通蛸薬師下ル)の建物を修復し、「五感空間開発」をコンセプトとした複合商業施設「flowing KARASUMA(フローイングカラスマ)」を4月初旬にオープンする。

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 旧北國銀行は1916年の建築で、東京駅や日本銀行の設計で知られる建築家辰野金吾氏の作品。赤レンガに白い帯石の組み合わせは「辰野式」と言われる。同社が2004年に土地建物を取得しており、最近は昨年10月に京都芸術大学とFM京都主催の音楽イベント「ART BEAT KYOTO」が行われるなど、主にイベント用スペースとして利用されていた。

 「フローイングカラスマ」の延床面積は約522平方メートル。「自然」「女性」「五感生活」をテーマに、1階=カフェダイニングとオーガニック食品や雑貨などを扱う物販スペース、2階=ボディスタジオとデイスパで構成する。20代~30代の働く男女がターゲットで、1日約400人の集客を見込む。

 今回の修復にクリエーティブ・ディレクターの後藤繁雄さんとクリエーティブユニット「graf」が共同で携わることも話題を集めている。後藤さんは「『フローイングカラスマ』は単なる複合施設ではなく、『食とカラダ』『五感よろこび』を開発していく京都の拠点になる」、「graf」の服部さんは「今回の設計は4割の修復、6割をデザインにする」と話している。

 同施設関係者は、同施設について「『食』『カラダ』『スパ』などのメニューは個人が持つ感覚を大切にし、自然に取り入れるものにこだわっている。烏丸通りをエネルギッシュに人々が通い、洗練された場所にしたい。京都からグッドエナジーを発信していければ」と話す。

長谷ビルディンググループ

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