金光院(京都市左京区黒谷町)で6月12日、「蛍の宵まつり-心に灯(あか)りをともす夜-」が開催された。
同寺の住職からホタル鑑賞会について相談を受けたことをきっかけに、主催メンバーの一人、石田諭基さんら学生が企画した同イベント。落語の出演に加え、運営や会場アナウンス、音楽などにも学生が携わった。今年のテーマは「心に灯りをともす夜」。
開催前、石田さんは「地域の子どもたちや家族にも楽しんでもらえる日をつくりたいと考えました。蛍の灯りだけが見える空間の中で、少しでも心が落ち着く時間になればと思っています。落語で笑って、最後には温かい気持ちで帰ってもらえたらうれしいです」と話す。
落語やワークショップを楽しんだ後、境内でホタルを鑑賞するイベントに、子ども連れの家族から学生まで幅広い世代が訪れた。当日は境内の明かりを落とし、来場者は蛍を鑑賞。この日の蛍は、イベントのために持ち込んだものではなく、この地域の自然の中で育ったものだという。
落語では立命館大学落語研究会の学生が出演し、立命亭こつんさんと立の家寛寿郎さんが高座に上がり、ピアノともコラボレーションした。併せて、ランタン作りやシャボン玉体験、和菓子の販売も行った。浴衣姿で訪れる来場者の姿も見られた。
石田さんは「学生には発表や挑戦の機会が意外と少ないと思います。だからこそ何かをやってみたい人たちが活躍できる場になればと考えている。将来的には、芸術祭のように、それぞれのお寺が会場となり、展示や体験ができる取り組みに発展させたい」と意気込みを見せる。