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京都のコワーキングスペースの本棚がライブラリーに 棚作りワークショップも

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 社会起業家向けのコワーキングスペース「Impact Hub Kyoto」(京都市上京区)で2月12日、「HUB OPEN LIBRARY」オープンイベントが行われた。

青い背表紙を集めた棚

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 イベントでは、スタッフがはじめに、同スペースの本棚を会員・非会員に関わらず広く開放し貸し出しなどにも対応する「オープンライブラリー」化について説明した。

 同ライブラリーの開館時間は10~20時で、貸し出しは1人当たり3冊、2週間(延長は1度一度まで可能)。「影響を受けた本」の寄贈も受け付ける。受付時にはどういった点に影響を受けたのかなどメッセージを添えてもらい本の「しおり」を通じた交流も検討しているという。

 ライブラリーには同スペースの会員の明石書店の本や、食用のコオロギを使った商品を手掛けるBugMo(バグモ)に関連した環境や食に関する本のほか、施設で行われた過去のイベントの主催者らが出版した本を集めたHubooks(ハブックス)と、テーマごとにまとめた「テーマ企画」の棚に分けて展開していく。

 イベントでは参加者が本の配架を体験。背表紙の色や判型に合わせたり、あえて「積ん読」のように横に積んだりするなどの見せ方を試していた。参加者からは「あえて縦に伸ばしてはしごを掛けて、展示空間のような使い方にする」「背表紙が見えない見せ方」、「この人ならこんな本が好きそう、という『他己紹介棚』」や「この本を読めばいいよ」という『アドバイス棚』を作って交流を促していくなどの案が出るなどアイデアが次々と飛び出していた。

 同施設は2月19日にも同様のイベントを行う。

 開催時間は17時~19時。参加無料。申し込みは同店ホームページで受け付ける。

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