
認定NPO法人テラ・ルネッサンス(本部:京都府京都市、理事長:吉田真衣)は、9月24日の「世界ゴリラの日」に合わせ、ゴリラの生息地であるコンゴ民主共和国東部の現状と、不要になったスマートフォンなどの回収を通じて現地を支援する「ケータイ for コンゴ」の取り組みを紹介します。当会は2006年からコンゴで紛争被害者の自立支援を続け、今年で20年を迎えます。
「ケータイ for コンゴ」の詳細はこちら>
https://www.terra-r.jp/support/meguru/phones/
■ 動物園の人気者・ゴリラと、私たちのスマホのつながり
動物園で子どもたちの人気を集め、熱心なファンも多いゴリラ。コンゴ民主共和国には、日本の動物園で見られる西ローランドゴリラのほか、絶命危惧種の東ローランドゴリラやマウンテンゴリラも生息しています。
テラ・ルネッサンスが活動しているコンゴ東部では、私たちが使うスマートフォンやパソコンなどに必要な鉱物資源(レアメタル)の違法な採掘が行われ、森林破壊に加え、長引く紛争や密猟が、豊かな森でしか生きられないゴリラの生息環境を脅かしているのです。

動物園で飼育されているゴリラ(提供:千葉市動物園)
■ゴリラが暮らす森の近くでは、人々の生活も危機に
レアメタルが産出されるコンゴ東部は、今、世界中から注目され、資源をめぐる利権争いが紛争を激化し、長引かせる一因となっています。
豊かな資源の上に暮らしながら、現地に生きる人々は、武力衝突から逃れるための避難生活、安全な水や医療へのアクセスの難しさ、さらに今年に入ってエボラ出血熱の発生など、複数の危機に苦しんでします。
今年に入り、コンゴ東部の鉱山では多数の犠牲者を出す崩落事故が起きました。また、犠牲者の中には、鉱山労働に従事させられていた子どもたちも多数含まれていました。

コンゴ民主共和国(DRC)東部のルバヤ鉱山 今年の1月と3月に崩落事故があり、多数の死者を出した。3月の事故では子ども約70人が命を落としたと報じられている
テラ・ルネッサンスは2006年から、コンゴに暮らす人々や子どもたちが、貧しさから武器を取ったり、こうした危険な鉱山労働に従事することを防ぐため、職業訓練や地域を支える仕事づくりなどの支援を続けています。
ゴリラが暮らす森の破壊に胸をいため、ゴリラの生息環境を守りたいと願うことは、同じ地域で生きる人々の現実に目を向けることにもつながります。

コンゴの女性たちにジュースづくりの職業訓練を行っている様子 (C)テラ・ルネッサンス
■ゴリラを飼育する国内4園で今年も実施――不要になったスマホから参加できる「ケータイ for コンゴ」

回収ボックスの設置の様子(提供:日本モンキーセンター)
「ケータイ for コンゴ」は、テラ・ルネッサンスが取り組む市民参加型プロジェクトです。安田産業株式会社(京都府京都市、代表取締役:安田奉春)の協力のもと、使い終えた携帯電話やスマートフォンを回収・リサイクルし、端末1台につき30円を、当会がコンゴ民主共和国で行う紛争被害者の自立支援に役立てています。
今年も、上野動物園、千葉市動物公園、日本モンキーセンター、京都市動物園の4園で、携帯電話やスマートフォンの回収を実施しています。ゴリラを見に来た人が、その生息地で起きていることを知り、行動する機会にもなっています。

回収ボックスの設置の様子(提供:(公財)東京動物園協会)
回収ボックスの設置状況(提供:京都市動物園)
回収ボックスの設置の様子(提供:千葉市動物公園)
■ 日本には、世界有数の「都市鉱山」が眠っている
「都市鉱山」とは、使い終えたスマートフォンなどの製品に含まれる、再利用できる金属資源のことです。日本には、そうした資源が世界有数の規模で眠っているといわれています。
使い終えた端末の回収・リサイクルに参加することは、身近な資源を循環させ、テラ・ルネッサンスによるコンゴでの自立支援を通じて、ゴリラの生息環境を守る一歩です。また、消費者が鉱物の調達先に関心を持つことは、企業による責任ある資源調達を後押しする力にもなります。
9月24日の「世界ゴリラの日」。ぜひゴリラを飼育する動物園に足を運び、ゴリラが暮らす森にも思いを寄せてみてください。ご家庭に使い終えた携帯電話やスマートフォンがあれば、「ケータイ for コンゴ」にもご参加いただけます。
「ケータイ for コンゴ」の参加方法・送付先はこちら>
https://www.terra-r.jp/support/meguru/phones/
■ この件に関するお問い合わせ(取材)について
認定NPO法人テラ・ルネッサンス
メール:contact@terra-r.jp
電 話:075-741-8786(代表・折り返しいたします)