「京 カフェコムサ」（京都市東山区祇園町北側、TEL 075-533-9360）で10月13日、同日から始まる大政奉還150周年二条城ライトアップに合わせた限定ケーキの販売が始まった。

松鷹図をイメージしたケーキ

　京都市が中心に進める「大政奉還150周年記念プロジェクト」の一環で、同日から二の丸御殿、二の丸庭園のライトアップが行われるほか、19日には同社が企画した綾乃緒ひびきさんのライブが行われる。

　同店では、ライトアップに合わせ、二の丸御殿大広間「四の間」の障壁画「松鷹（まつたか）図」をイメージしたケーキを開発。ココアシュクレ（生地）にマスカルポーネムースをベースにしたケーキで、「北尾」（下京区）の新丹波黒の黒豆きな粉を使ったムース、「祇園辻利」（東山区）の抹茶がかかったクッキー、マンゴーや栗の渋皮煮などをのせる。

　同店パティシエの鈴木さくらさんは、開発にあたり京都市の協力で作品を見学。金箔の背景をマンゴーで、鷹の様子を色の異なる黒豆ムースで表現するなど味と見た目のバランスを取りながら開発をしたという。

　鈴木さんは「黒豆きな粉のムースを中心に、京都らしい和の素材と果物を組み合わせたケーキ。食を通じて京都の文化が発信できれば」と話す。

　営業時間は10時～19時（土曜は21時まで）。1ピース1,091円。今月31日まで。