「くるり」長編映画をオールナイト上映-立命館大生が企画

96年立命館大学のサークルにて結成した「くるり」。98年マキシシングル「東京」でメジャーデビュー。フジロックなど、多数の音楽フェスに出演。9月6日に開催される「京都音楽博覧会」にも出演予定。

96年立命館大学のサークルにて結成した「くるり」。98年マキシシングル「東京」でメジャーデビュー。フジロックなど、多数の音楽フェスに出演。9月6日に開催される「京都音楽博覧会」にも出演予定。

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 京都みなみ会館(京都市南区西九条東比永城町、TEL 075-661-3993)で8月9日、京都出身のアーティスト「くるり」が2008年までに携わった長編映画をオールナイトで上映する「くるりナイト」が開催される。同館を運営するRCSと昨年開学した立命館大学映像学部(北区等持院北町)が共同主催する。

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 同イベントは、くるりが関わった3本の長編映画「ジョゼと虎と魚たち」(2003年、犬童一心監督、116分)、「リアリズムの宿」(2003年、山下敦弘監督、83分)、「天然コケッコー」(2007年、山下敦弘監督、121分)に加え、同上映イベントのためにくるりが選定した「くるりセレクト作品」と「くるりからのビデオメッセージ」を上映するもの。

 これまで大学などの高等教育における映像教育は映像を作ること(制作)や映像を見ること(研究・批評)に重点を置いてきたが、同大学同学部では映像文化の振興の観点から映像を見せること(上映)も教育理念の柱の一つに位置づけ、上映企画をマネジメントする能力の育成を積極的に試みている。今回のイベントもその一環で、同学部2年生が企画立案、プリント借用の交渉から、チラシの作成、広報活動、会場運営までを行う。

 同大学担当教員の川村健一郎さんは「京都みなみ会館という映画館をくるりファンに知っていただき、スクリーンで映画を体験することの意義を伝えたい」と話す。

 同大在学中に結成されたくるりが関わった映画はいずれも世評が高く、今回の企画を通じて「くるりファンには映画の魅力を、映画ファンにはくるりの魅力を伝えることが開催の目的」(川村さん)という。

 料金は、前売り券=2,000円(整理ナンバー付き、同劇場窓口とチケットぴあで発売)、当日券=2,200円。上映は23時から(22時45分開場)。

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