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「大どろぼうの家」に忍び込む体験型展覧会 京都市京セラ美術館で開催

大どろぼうの「盗品コレクション」や古今東西の大どろぼうの肖像画が並ぶ「緑の間」

大どろぼうの「盗品コレクション」や古今東西の大どろぼうの肖像画が並ぶ「緑の間」

 来館者が「大どろぼうの家に忍び込む」ように空間を巡る体験型展覧会「大どろぼうの家」が 4 月11 日、京都市京セラ美術館(京都市左京区岡崎円勝寺町)本館北回廊 2 階で始まった。

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 同展は東京・立川で始まり、福井を経て巡回する企画展。谷川俊太郎事務所や絵本作家ヨシタケシンスケさんなどが参加し、京都会場ならではの「盗品コレクション」も加えている。
 展示は「犯罪であるはずの泥棒が、なぜ人を魅了するのか」という問いを出発点に構想されたもの。回廊や応接間、隠し部屋など 8 つの部屋で構成し、それぞれ異なる「大どろぼう」が住んでいるという設定。来館者は留守中の家に忍び込む形で空間を巡り、展示物などから住人像を想像しながら体験する。

 会場では、カラー照明による演出や、展示物の配置や高さ、置かれている品々から住人の個性が浮かび上がる仕かけを施す。最初の部屋では、あえて低い位置に展示されており、子どもの目線に合わせた設計になっているなど、住人の特徴を示す仕掛けが随所に見られる。

 机の下をくぐると音が鳴る仕掛けや、展示物をのぞき込むことで成立する演出、さらに最終エリアでは、赤外線を模したロープが張り巡らされており、触れずに通り抜けると「大どろぼうからのメッセージ」を聞くことができるなど、来館者の行動によって体験が変化する工夫が多く取り入れる。来館者が「盗まれていたかもしれないもの」を書いて展示する参加型コーナーも設ける。

 同展では、かつて同館の旧正面玄関を飾っていたロダン作「アダム」も展示し、来場者を迎える象徴的な存在としている。

 会場では、同展の 8 つの部屋を描いた「大どろぼうの家」をはじめ、同展に関連する 4 冊の「どろぼうブック」など、「どろぼう」に関するユーモアあふれるオリジナルグッズも販売している。

 企画協力を行ったブルーシープの水野沙希子さんは「展示物を通して、この部屋に住む泥棒はどういう泥棒なのか、ぜひ推理しながら見てほしい」と話す。「泥棒や人間の面白さについて考えを巡らせるような展示会になれば」と話す。

 開館時間は 10 時~18 時(最終入場は 17 時 30 分)。月曜休館(5 月 4 日は開館)。入場料金は、一般=当日 1,900 円・前売り 1,700 円、大学生・高校生=同 1,200 円・同 1,000 円、小中学生=同700 円・同 500 円、未就学児は入場無料。6 月 14 日まで。

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