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「今年の漢字」は「税」 増税議論やインボイス制度などから

税の字を揮毫する森貫主

税の字を揮毫する森貫主

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 清水寺(京都市東山区)奥の院「舞台」で12月12日、2023年の「今年の漢字」が揮毫(きごう)により「税」と発表された。税の字が選ばれたのは2014年に続いて2回目。

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 今年の漢字は漢字能力検定協会がその都市の世相を表す漢字を一般から募集して発表するもので、例年12月12日の「漢字の日」の前後に清水寺で一番応募数が多かった漢字を発表し、奉納する。

 今年の漢字「税」は、一年を通して法人税や所得税、たばこ税の3つの税目で増「税」議論が活発に行われたこと、所得税や住民税の4万円の定額減税が話題になったこと、インボイス制度やふるさと納税の厳格化、新NISAなど、さまざまな税に関する話題が続いた。

 2位は、猛暑日日数や平均気温など過去最高を更新し続けた記録的な夏の猛暑から「暑」。3位は収束が見えないロシアのウクライナ侵攻や、WBCやバレーボール男子の日本代表の活躍などから「戦」。4位にはプロ野球阪神タイガースの38年ぶりの日本一にちなんだ「虎」が続いた。

 揮毫された和紙は、今月22日から漢検漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム・東山区)の「今年の漢字展」で展示される。

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