清水寺(京都市東山区)奥の院「舞台」で12月12日、2022年の「今年の漢字」が揮毫(きごう)により「戦」と発表された。
「今年の漢字」はその年の世相を表す漢字を一般から募集して発表するもので、例年12月12日の「漢字の日」前後に清水寺で一番応募数が多かった漢字を発表し、奉納する。
今年の漢字「戦」はロシアによるウクライナ侵攻により、「戦」争の恐ろしさを目の当たりにしたことや、円安、物価高、電力不足や感染症など、起きている身近な「戦」いや、サッカーW杯、北京冬季五輪の熱「戦」、野球界の記録の挑「戦」に関心が集まった。
2位以下は、急激に進んだ円安の「安」、「楽」、「高」の漢字が続いた。
揮毫された和紙は、今月22日から漢検漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム・京都市東山区)の「今年の漢字展」で展示される。