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京都「ロームシアター」でオペラ「こうもり」上演へ 練習にも熱入る

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 小澤征爾音楽塾の塾生らが3月11日、ロームシアター京都(京都市東山区)で3月18日から始まる公演のリハーサルを行った。

オーケストラピットから見た舞台

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 小澤征爾音楽塾は、ロームの佐藤研一郎社長(当時)と小澤征爾さんが2000(平成12)年に立ち上げた団体。毎年、国内外のオーディションで選抜した若い音楽家でオーケストラを結成。小澤征爾さんとサイトウ・キネン・オーケストラメンバーが指導に当たる。

 今年の演目は2016(平成28)年と同じヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」。同ホールの開館以来降、同ホールで毎年公演を行ってきたが新型コロナウイルスの影響で、2020年と2021年は開催できなかった。

 11日は同ホールのメインシアターに舞台セットを組み、指揮のディエゴ・マテウスさんや合唱団、海外からのキャスト陣らもそろってリハーサルを行った。講師の一人でバイオリンを担当する元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のペーター・ヴェヒターさんが、オーケストラピット内で塾生と共に演奏をしながらその場で指導する場面もあった。

 フレーズの確認では、立って演奏するようにとクラリネットに講師が指示する場面も。同塾広報担当者の関歩美さんは「立って練習することはよくある。小澤さんの方針で、舞台に役者がいない序曲で立ったままで演奏することも多い」と説明する。

 一曲歌い終えると拍手が起こったり、合唱団から「ブラボー、ブラボー!」の声が飛んだりと、緊張のリハーサルに和やかな一幕も見られた。

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