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キーコーヒーと「イノダコーヒ」が業務提携 家庭用新ブランド発表

(左から)新ブランドの商品を手にするイノダコーヒの前田利宜社長、キーコーヒーの柴田裕社長

(左から)新ブランドの商品を手にするイノダコーヒの前田利宜社長、キーコーヒーの柴田裕社長

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 家庭用レギュラーコーヒーの新ブランド「京都イノダコーヒ」とその2商品が9月1日、発売になる。イノダコーヒ(中京区)と業務提携を結んだキーコーヒー(東京都港区)が6月21日、発表した。

新ブランド「京都イノダコーヒ」の商品パッケージ

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 新ブランドは、イノダコーヒが今年6月12日、キーコーヒーとの業務提携を締結したことに伴い立ち上がったもの。

 70年以上の歴史を持つイノダコーヒは1940(昭和15)年に創業し、現在、京都市内を中心に10店を展開している。地元の町衆に愛されてきたほか、コロナ禍以前には、京都を訪れる観光客らでにぎわいを見せていた。

 業務提携は、キーコーヒー側の高価格帯の新ブランド導入や主力の中容量帯のシェア拡大、イノダコーヒ側の認知拡大や新たな生活者との接点の構築という狙いが合致。新ブランドとその商品を両社の共同で開発した。

 商品は、コロンビアベースの「オリジナルブレンド」と精選方法の異なるエチオピアモカを使った「モカブレンド」の2種類。いずれも既存のキーコーヒーとの商品と差別化を図る。主なターゲットは40代以上の男女という。

 キーコーヒーのマーケティング本部R&Dグループリーダー・田中正登志さんは「コロナ禍で、在宅でコーヒーを飲む機会が増えたことに加え、喫茶店に行きたいが敷居が高く行きにくいという方の入り口としての需要があると考えた。喫茶文化の継承にも繋げていきたい」と話す。

 両商品とも180グラム入りで、定価は861円。

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