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京都・三条河原町に「進化形」カプセルホテル 「ミレニアル世代」の志向に特化

ミレニアム世代向けに「進化」したスマートポッド

ミレニアム世代向けに「進化」したスマートポッド

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 三条河原町に7月14日、宿泊施設「The Millennials(ザ・ミレニアルズ)」(京都市中京区河原町三条下る山崎町)がオープンした。運営は「グローバルエージェンツ」(東京都渋谷区)。

8階の共用部

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 1980年代~2000年代生まれの「ミレニアル世代」をターゲットとした賃貸マンション「ソーシャルアパートメント」で知られる同社。プライベートを確保した部屋と、ラウンジなどにキッチンを設けるなど共有部を充実させた同シリーズは高い稼働率を維持しているという。

 同社社長の山崎剛さんは、ミレニアル世代について「見えを張らずにシェアと所有を使い分ける合理性を持ち、身軽さや自由を求め、多様性を受け入れられる」といった特徴があると分析。睡眠を確保するだけのカプセルホテルから、ロビーやダイニング、キッチン、ワークデスクといった共有部を全体の約20%持たせ、眠るまでの時間をそこで過ごす滞在スタイルを提案する。

 プライベートな空間である「スマートポッド」は、日本で生まれたカプセルホテルを「進化」させ、ミレニアル世代向けの機能を搭載。1段式の構造で幅約120センチ、奥行き約200センチとセミダブルベッド相当のサイズのベッドを使用。ベッドは電動でソファの形になるほか、タイマー機能で目覚ましとしても使える。ポッド内は施錠できるため、荷物はベッド下に収納する。

 1階はエントランスで8階はフロントとラウンジやキッチンのある共有部。4~7階はポッドが並ぶセキュリティーエリア。8階の共有部は、コワーキングスペース「andwork」としても提供する。宿泊者とコワーキング利用者の交流を図るため、17時30分から1時間、ビールを無料で提供する時間を設けた。

 山崎さんは「コワーキングと宿泊施設を一つにしたことで、旅行者にローカルのコミュニティーに触れる機会を提供できる。日本発の宿泊スタイルとして海外も含め、今後3年で10施設を展開したい」と話す。

 料金は6,000円~。時期により変動する。

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