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京都市とスタバの「エコアクション」プロジェクト 5つのアイデアが形に

布製の「スリーブ」の試作品を前に課題を話し合うメンバー

布製の「スリーブ」の試作品を前に課題を話し合うメンバー

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 京都市とスターバックスが共同で手掛けるエコプロジェクト「YES,WE DO KYOTO!」のワークショップが3月18日に行われ、イベントなどの実施に向けた準備が進められた。

門川市長もサプライズで登場

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 京都市内で実施する環境にいい取り組みを、3回の公募で集まったメンバーがワークショップを通じて企画し、実際に開催する同プロジェクト。前回は、「次世代の地蔵盆」「自転車やランでアクティブに楽しむ」「外来種で生け花」「スターバックスから椅子を無くす」という4つのアイデアを実施することが決まった。

 今回は、この4つのアイデアに、布製のスリーブ(紙製のカップに取り付けられる熱を伝わりにくくするためのカバー)を作るワークショップをスターバックスで開くアイデアを加えた5つについて実施をすることが決まった。それぞれのチームがプレゼンテーションを行った後、参加したいチームに分かれたメンバーは早速、開始までの課題を挙げ始めた。

 「椅子を無くす」というアイデアには「椅子が無いことをどう楽しんでもらうか」、外来種を生け花にするというアイデアには「どこで花を採集したらいいか」かなど、会場や開催日について具体化していった。場所の提供で協力を表明するスターバックスの店長も現れるなどはずみのチームも。最後に決定した部分までの発表を行った。最初の企画は4月中に行われることが決まっている。

 全員が集まる公式の機会はこれが最後になるため、大きな円になり、「エコのことを考えている仲間ができた」「さまざまな世代や所属の人との意見交換が刺激的だった」「京都への愛が増した」「街と企業の関係性を考えるきっかけになった」など感想や決意などのコメントを共有した。

 グンゼスポーツに勤める小川友里さんはスターバックスを給水ポイントにしたランイベントの企画を進める。「こうしたワークショップは初めてで、アイデア出しに苦労したが、会社にも理解を得て全面的に協力してもらえることになり、かなり実現に近づいてきた。実施が楽しみ」と笑顔を見せていた。

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