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京都国立博物館で「琳派 京を彩る」展 風神雷神図屏風など琳派作品175点一堂に

開催をアピールする京都国立博物館公式キャラクターのトラりん(写真左)

開催をアピールする京都国立博物館公式キャラクターのトラりん(写真左)

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 京都国立博物館(京都市東山区茶屋町)で10月10日、琳派誕生400年を記念した特別展「琳派 京(みやこ)を彩る」が始まる。

3点の風神雷神図屏風(びょうぶ)の展示コーナー(10月10日~26日は2点)

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 国宝5点、重要文化財36点、総作品数175点の琳派作品を集めた京都初の大規模琳派展覧会となる同展。

 展示の目玉は、「風神雷神図屏風(びょうぶ)」3作品。宗達が描く同作品は建仁寺にレプリカが展示されているが、本物が京都市内で披露されるのは9年ぶり。同作品は宗達が描いた約100年後に光琳、さらに約100年後に抱一へと描き継がれた。

 宗達、光琳、抱一の描いた3点が並ぶのは10月27日~11月8日。同期間は、関西では75年ぶりに3作品が一堂に会することとなる。もう一つの目玉は、「三十六歌仙図屏風」3作品(全期間展示)。こちらは光琳から始まり、抱一、其一と描き継いだ作品。両展示は師弟関係ではない絵師たちが、模写によって継承するという琳派ならでは特徴を見ることができる。

 このほか、85年ぶりに公開となる抱一作「流辺楓樹図屏風」(11月3日~)、粟田口吉光による「骨喰藤四郎(ほねばみとうしろう)」、全長約13メートルの「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」全場面展示なども見どころ。

 開館時間は9時30分~18時(金曜は20時まで)。月曜休館(10月12日、11月23日は開館。10月13日休館)。料金は大人=1,500円、大学生1200円、高校生=900円、中学生以下無料。11月23日まで。

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