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京都でまちづくりミーティング 参加者170人で議論白熱

プロジェクトの一つ「プランターからはじまる京都菜縁生活」のミーティングの様子。参加者の意見からオフ会の企画することに

プロジェクトの一つ「プランターからはじまる京都菜縁生活」のミーティングの様子。参加者の意見からオフ会の企画することに

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 8月29日、御池創生館(中京区)で「まちづくりMeet UP ミーティング」が開催された。主催は京都市未来まちづくり100人委員会(以下100人委員会)。同委員会は、まちづくりに関心のある市民117人で構成される公募制の委員会。第5期となる今年のテーマは「これからの京都をよくするには?」で、未来志向型の15プロジェクトが設定されている。

門川市長が飛び入り参加したトークセッション

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 同イベントは、一般来場者128人と同委員会より40人が参加、ゲストにNPO法人グリーンズ理事の兼松佳宏さんを迎えた。ゲストトークで兼松さんは、自身が編集長を務めるウェブマガジン「greenz.jp」で取り扱った事例とともに、ソーシャルデザインやプロジェクトを進めるコツなどについて話した。京都市まちづくりアドバイザーと兼松さんのトークセッションには、門川大作京都市長が飛び入りゲストとして参加。まちづくりのヒントやどのように協力者を作っていけばいいか、それぞれの意見が語られた。

 後半のまちづくりミーティングは、100人委員会の8月定例ミーティングに一般来場者が参加するオープンミーティング形式で、各プロジェクトの移動は自由。複数のプロジェクトで議論を聞いて回る人や、委員とともにじっくり一つのプロジェクトに参加する人などが見られた。委員がこれまでの活動、今後どのように進めていくか話す中、一般参加者が疑問や新たな視点を提案、活発な議論が行われた。「各プロジェクトが自分たちの活動をどう思うか、一般参加者から意見を聞ける場となった。今日のミーティングでそれぞれの活動がバージョンアップされれば」と、100人委員会を運営するきょうとNPOセンター常務理事の野池雅人さん。

 一般参加者から、今後のプロジェクトに協力するという人、協力してくれそうな人を紹介するなど、新たな仲間づくりの場にもなっていた。中には、一般参加者を巻き込んで次回の打ち合わせの段取りを始めるプロジェクトも。「一般参加者からの提案が今後のヒントとなった。私たちのイベントの参加者が来て活動に対する意見がもらえた」と、15プロジェクトの一つ「プランターからはじめる京都菜縁生活」の村川晴香さんと樋口幸則さん。過去のイベント参加者と、植物の経過などについて会話できるオフ会の企画を始めるという。

 京都市未来まちづくり100人委員会の定例会議は傍聴自由。次回は同会場で9月26日土曜13時より開催。問い合わせはきょうとNPOセンター(TEL 075-744-0944)まで

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