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京都文化博物館で羊毛作品の公募展「ヒツジパレット」-国内外から300点

シェットランドレースを紹介する本出ますみさん

シェットランドレースを紹介する本出ますみさん

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 京都文化博物館(京都市中京区三条高倉)5階で2月5日、羊毛を使った作品の公募展「ヒツジパレット」が始まった。

サブ会場には本物のヒツジも

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 2012年に続き2回目の開催となった同イベントは、織り・編みやフェルトを使った作品など国内外から300を越える作品が集まった。スコットランドとノルウェーの間に位置するシェットランド島の羊毛を使い、伝統の繊細な模様を編み込んだ「シェットランドレース」や、近年愛好者が増えた「ニードルパンチ」の技法を用いた人形、タペストリー作品などを展示。作家の中にはヒツジを飼い、その毛で作品を制作する人も。同館6階では、「ヒツジマルシェ」と題し、材料となる羊毛や糸などの販売も行う。

 同実行委員会委員長の本出ますみさんは「人は、ヒツジに衣食住を賄ってもらいながら8000年共に生きてきた。暗中模索で価値観があやふやな現在、原点に立ち戻る意味でこのタイミングに開催できてよかった。一つ一つの作品が未来への『種』のように感じる」と話す。「一般の人でも職人に近いレベルで取り組んだ作品ばかり。『フワフワ』だけでない、羊毛作品のバリエーションの広がりを楽しんでいただければ」と来場を呼び掛ける。

 期間中、京都国際工芸センター(中京区)では、羊毛フェルトを外壁に使うことで知られるモンゴルの伝統的な住居「ゲル」の設営が行われている。このほか、各会場でワークショップや協賛イベントも開催する。

 開催時間は10時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。今月8日まで。

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