京都水族館「里山ゾーン」で小学生が田植え-定点観察でスケッチも

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 京都水族館(京都市下京区観喜寺町)の「京の里山ゾーン」で5月14日、梅小路小学校(京都市下京区)の5年生が田植えを行った。

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 昨年に引き続いて行われた同イベント。里山ゾーンは、餌がなくてもメダカが繁殖し、トンボが産卵してヤゴが生まれ、サギなどの鳥も魚を食べに来るようになるなどの生態系がつくられつつあるという。

 田んぼも有機肥料で土が豊かで生き物が増えたことから水生の昆虫も見られ「何かいる」「うねうね動いてる」と生徒たちは入る前から緊張した様子。田の中に入ると体が沈み、バランスを取るのが難しく「どう?」と先生に聞かれても無言になるほほ笑ましい場面も。生徒らは大原で見られる石積みの棚田に見立てた田んぼの1区画に稲の苗を等間隔で植えていった。田植えを体験し、初めての体験ながら「泥が冷たくて気持ち良かったのでもう少し居たかった」と話す生徒もいた。

 その後は、「里山ゾーン」の好きな生き物の現在の様子をスケッチ。今後、定点観測で四季の移り変わりを記録していくほか、観察や収穫、脱穀などの体験も行う予定。

 広報担当の奥村亜紀さんは「大水槽やペンギンも人気だが、四季によって様子が変わる里山ゾーンにも注目してもらえたら」と話す。

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