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四条烏丸で神社巡り-70年ぶりに復活した繁昌神社のみこし見学も

みこしについて説明する氏子総代の西端さん

みこしについて説明する氏子総代の西端さん

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 四条烏丸周辺の神社を巡る街歩きが5月25日、行われた。主催は光ファイバー事業を手掛ける「ことぶら」(京都市伏見区)。

「和泉式部は当時の壇密さんですかね?」ユーモアを交えて街歩きが進んだ

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 四条烏丸周辺の神社を巡る同コース。ガイドを担当したのは京都検定1級を持つ浜田浩太郎さん。参加者は全員男性だった。繁昌(はんじょう)神社(下京区)がコースに含まれることもあり会社重役の姿もあり、名刺交換であいさつを交わした。

 浜田さんは「神社は本社との関係を読み解ける摂社(せっしゃ)・末社(まっしゃ)も見ると興味深い」とアドバイス。「諏訪町(すわんちょう)通」は諏訪の神を祭っていた名残、「烏丸通」は「かわらまる」が転じた名前で、河原にある村(村は韓国語で「まる」と読むという)を意味するという一説を披露するなど、通り名にも触れながらガイドを務めた。

 繁昌神社では、氏子の総代を務める西端和美さんが出迎え、神社の参拝の方法を指導。お神酒が振る舞われ、「繁昌の鈴」が授与された。5月19日に開催した、およそ70年ぶりとなる「繁昌祭」やみこしの巡行に触れ、巡行時の掛け声を関西では「ホイットナーホイットナー」と掛け声を掛ける例が多いが、「わっしょい」と「繁昌」に決めたことを披露。「ずっと雨が降っていたが、宮入りの時は空が明るくなってカバーを外して巡行できたことについて、「こういうこともあるんですね」と振り返った。

 参加者は「普段は気付かずに通り過ぎてしまう神社に巡ることができて良かった。次に通った時は神様を意識しそう」と話していた。

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