アートユニット「だるま商店」の浮世絵展-1年の出来事を振り返る

浮世絵で1年を振り返る「現代十二ヶ月絵図」

浮世絵で1年を振り返る「現代十二ヶ月絵図」

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 京佃煮・京菓子の永楽屋本店2階喫茶室(京都市中京区河原町通四条上ル)で11月1日から、2008年を浮世絵で振り返る個展「現代十二ヶ月絵図」が開催される。

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 12枚の浮世絵は京都を拠点とし活動するグラフィックアートのユニット「だるま商店」が制作した。同ユニットは民俗学、史学などを研究・解体し、再構築するという手法で、浮世絵の再現のほか、日本髪の結髪、論文、ライブペインティング、VJなどのさまざまな表現方法の活動を展開している。京都の人気クラブ「世界WORLD」のマンスリーフライヤーの表紙デザインなども担当。永楽屋の斎田頼子さんは「だるま商店は学会に所属するなどの研究基盤を持ちながら、京都の良さを受け継ぎ、ただ守るだけではなく『守り育てる』という姿勢が見られる」という。

 今夏、祇園祭の「屏風祭」が開催された時期に同室町店でだるま商店の「鯉山屏風」を展示したことがきっかけとなり、今回の個展開催が決まった。浮世絵には「都をどり」、月ごとの花・日本髪・鳥・着物など京都の女性が愛してきた物や京都の姿を描いたという。月ごとの浮世絵に合わせ、日本で話題になったことや世界的な行事についてまとめた「今年の出来事」も展示する。

 斎田さんは「季節の生菓子や京都の甘味を楽しみながら、京都の浮世絵を鑑賞できる。味覚と視覚の両方で京都の良さを味わっていただければ」と話す。

 営業時間は12時~18時30分。第3火曜定休。開催は11月30日まで。

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