京都水族館で生まれたペンギンの「お披露目」迫る

4月25日に展示ゾーンデビューする姉と弟ペンギン(手前が姉)

4月25日に展示ゾーンデビューする姉と弟ペンギン(手前が姉)

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 京都水族館(京都市下京区観喜寺町)で生まれたペンギンが4月25日、一般公開される。

姉弟の2か月前の姿

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 公開されるペンギンは同館で1月に生まれ、飼育スタッフの手で育てた姉と弟の2羽。。誕生時は約75グラムだった弟ペンギンの体重も、現在3.1キロまで増加。「綿羽」と呼ばれる赤ちゃんの毛を残し、ピィーピィーと甘え声を出しながらも大人と変わらない大きさにまで成長した。

 4月22日には、お披露目を前に弟が展示ゾーンに慣れるための練習を始めた。恒例の体重測定を終えると、バックヤードから籠に入ってペンギンゾーンまで移動。「わんぱくだけど内弁慶」な性格のこのペンギンは、バックヤードでは元気よく柵を越えようとしていたのに、籠に入ると少しおとなしくなった様子。スタッフの幸田紗季さんによると、初めてペンギンゾーンに入った日は、ほとんど動けずにキョロキョロ辺りを見渡していたという。

 この日は、先にトレーニングを開始したお姉さんペンギンと一緒に約1時間過ごした。「甘えん坊でこわがり」な性格ながら、「やるときはやる」というお姉さんペンギン。2度ほど弟をくちばしでつついて「姉弟」げんかも見られた。弟ペンギンについて、幸田さんは「今日はかなり落ち着いていていたので、次は時間を延ばしたり、別の気の強いペンギンと一緒にさせたりするなどしたい」と話す。

 「ほんの2カ月前には片手の手のひらに乗るほど小さかったのがこんなに大きくなってホッとしたのと、寂しい気持ちで複雑。2月にお越しいただいたお客さんも、あのひなはどうなっているのと気になっていたのでは。大きくなった姿を、ぜひ見に来ていただければ」と幸田さん。

 開館時間は9時~17時。入館料は、大人=2,000円、高校生=1,500円、中・小学生=1,000円、幼児(3歳以上)=600円ほか。

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