1周年迎えた京都水族館で「ベビーラッシュ」-オットセイや絶滅危惧種も

京都水族館で3月12日に生まれたミナミアメリカオットセイの赤ちゃん。へその緒が見える

京都水族館で3月12日に生まれたミナミアメリカオットセイの赤ちゃん。へその緒が見える

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 京都水族館(京都市下京区観喜寺町)で現在、「ベビーラッシュ」が続いている。

寄り添うオットセイの親子

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 3月14日に1周年を迎えた同館。春を迎え、次々と赤ちゃん誕生の知らせが届いている。昨年から今年にかけてはケープペンギンのヒナが12羽誕生し話題を集めた。同12日の5時55分には、ミナミアメリカオットセイの赤ちゃんが誕生。すぐに母親のお乳を探すしぐさも見られ、順調な様子を見せているという。今後は母親のラズが子育てに専念できるようバックヤードで飼育し、赤ちゃんが順調に成長していることが確認できてから一般公開される予定。同館では「生後半年後ころになるので温かく見守ってほしい」としている。

 同12日には、京都府登録天然記念物にも指定されている「オヤニラミ」の赤ちゃんの展示も始まった。オヤニラミは絶滅危惧種にも登録されている魚で、えらぶたの後に目のような模様があり、雄が卵を守る様子がにらんでいるように見えることからこの名が付いた。京都周辺では「ヨツメ」とも呼ばれているという。オヤニラミの水槽には流木の裏に一列に並んだ卵も見られる。オヤニラミの雄が、卵に近づく個体を追い払って卵を守る様子などが見られる。

 「春を迎え生き物の繁殖シーズンを迎えた京都水族館にぜひお越しいただけたら」と同館広報担当者。

 開館時間は9時~17時。入館料は、大人=2,000円、高校生=1,500円、小中学生=1,000円ほか。

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