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自分で育てた米を使った料理教室-京都・宝酒造「田んぼの学校」で

イベントの様子

イベントの様子

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 三条河原町の「ラ・キャリエールクッキングスクール」(京都市中京区河原町通三条)で11月3日、親子向けイベント「田んぼの学校 恵み編」が行われた。主催は宝酒造(伏見区)。

靴にもオオオナモミが付くよ!

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 今年6月から、京都府やNPO団体の協力の下に行われてきた同シリーズ。公募で集まった24組の親子が南丹市で機械などを使わない田植えや収穫、そして自然観察などの体験を通じ、自然や食べ物の大切さなどを学んできた。今回は収穫したもち米を使った料理教室を実施。料理教室は初開催となる。

 当日は、大人35人、子ども31人が参加。はじめは、植物の種子をルーペや顕微鏡で観察。水滴を落とすと土に潜るための動きを見せる「カラスムギ」の種子の観察ではあちこちから「動いた」「震えてる」と歓声が上がった。兄弟で参加した竹井颯(そう)君と碧(あお)君はオオオナモミを服や髪などあちこちに付くことを確かめていた。講師を務めたNPO法人「森の学校」の佐伯剛正さんは「自然を観察することで、人間も自然の一部ということを思い出して。そして自然を大切にしてほしい」と子どもたちにメッセージを送った。

 別室では保護者らが、同社の社員からみりんについてレクチャーを受ける「みりんの楽校」を受講。もち米からみりんができる過程や、みりん風調味料との違いについて学んだ後、実際に、みりんとみりん風調味料を使った高野豆腐の食べ比べのコーナーも。「みりんを使った方は味が甘すぎず、食感が柔らかくて驚いた」と感想が出た。

 最後に、親子で収穫したもち米やみりんを使った料理3品に挑戦。生地やシロップにみりん使うクレープ作りは、ひっくり返すのに苦戦する家族が続出。4人で参加した神崎さん一家も協力して料理を仕上げた。みりんを使ったシロップは「砂糖とはまた違った上品な甘さ」と伸枝さん。週末はまどかさん・沙和さん姉妹は父親と3人で料理をすることから、姉妹と「また作ろうね」と話していた。

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