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京都・岡崎で「すこしおかしなうつわたち」-作品でお茶を飲むコーナーも

若原さんと5つのカップが連なった作品

若原さんと5つのカップが連なった作品

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 岡崎のギャラリー「KUNST ARZT(クンストアルツト)」(京都市東山区三条神宮道北東角)で現在、若原響子さんの個展「すこしおかしなうつわたち」が開催されている。

取手がおかしな場所に移動

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 丸い取手の付いたティーカップを基本の形に、カップを重ねたり、つなげたり、取手を大きくしたりした全11点の作品が並ぶ。中には、14のカップを重ねて作った長さ約35センチの「大作」も。「器が並んでいる中に一つ変わった形のものが紛れ込んでいたら面白いなと思った」と若原さん。展示は食器棚をイメージしたという。

 ギャラリーの一角では、来場者が選んだカップに若原さんが紅茶をサーブする。「以前、作品を購入していただいた方に『無理やりでも器として使いたくなる』と言われたことが印象に残ったので、その場で実際に使ってもらおうと企画した」という。「皆さん、面白がって持ち方を工夫しながら飲んでいかれる」と若原さん。カップが連なった作品は飲む姿が楽器を演奏しているようだと言われるなど面白い発見もあったという。

 「食器は生活の中にごく普通にあるとても身近なもの。大きさのバランスを変えたり反復させたりするだけで機能的にもおかしくなり、存在感が出てくる。そんないつもと違った器でぜひゆっくりお茶を楽しんでもらえたら」

 営業時間は12時~19時(最終日は17時まで)。今月4日まで。

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