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京都・清宗根付館で冬の一般公開-職人が再現した技法で咲く四季の花

宮崎輝生さんの作品「花籠」

宮崎輝生さんの作品「花籠」

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 京都清宗根付館(京都市中京区壬生賀陽御所町、TEL 075-802-7000)で2月1日から、冬の一般公開「宮崎輝生展」が始まる。

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 2007年11月に日本初の根付け専門美術館としてオープンした同館。京都市内に唯一現存する武家屋敷「旧神先家住宅」を修復し、年4回の一般公開を行っている。

 根付けは、江戸時代に印籠(いんろう)や煙草入れなどを帯から下げる際に紛失や盗難を防ぐために使われた留め具。象牙や木、鹿の角、陶磁器、金属や漆などを使い細かな細工で動植物や江戸の風俗、妖怪など遊び心のある意匠が施され、芸術としても評価されている。

 今回の展示では宮崎輝生さんの筥(はこ)根付を展示。「花籠」「寒牡丹」などを象眼、蒔絵(まきえ)、螺鈿(らでん)などの技法を用い制作。宮崎さんは、江戸後期に横浜の職人により最盛期を迎えた芝山象眼という技法を30年以上かけ再現。浮き上げや重ね貼りなどにより立体的な模様を施し、四季の花々を表現する。

 開館時間は10時~17時。入館料は、一般=1,200円、中・高生=600円。同28日まで。

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