京都芸術センターでボランティア・スタッフによる企画展-10周年記念で

京都芸術センターで3月5日から展覧会「未来への素振り」が開催される。写真=「てんとうむしプロジェクト」ミーティングの様子(2009年7月)

京都芸術センターで3月5日から展覧会「未来への素振り」が開催される。写真=「てんとうむしプロジェクト」ミーティングの様子(2009年7月)

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 京都芸術センター(京都市中京区室町通蛸薬師下ル、TEL 075-213-1000)で3月5日から、同センターのボランティア・スタッフが中心となり組織する「てんとうむしプロジェクト」が企画運営する展覧会「未来への素振り」が開催される。

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 今年4月に開設10周年を迎える同センターは、開設当初からボランティア・スタッフの協力を得て活動を続けてきた。現在その数は280人を超え、幅広い年齢層、バックグラウンドを持つ人が参加しているという。

 今回、記念事業の一環として実施する「てんとうむしプロジェクト」は、この10年間展覧会の監視を行ってきたボランティア・スタッフが目にした展覧会や作品に何を感じ、考えたのか、スタッフ個々の実感に根ざした展覧会を作ることを目的としたもの。同プロジェクトボランティア・スタッフの森川恵さんは「今まで鑑賞をする側だったが、発信する側にも立ってみたいと思い参加した」と話す。

 昨年6月からミーティングを重ねた結果、「京都芸術センターにしかできないものを作る」「多くの人がかかわり合うことのできるものを作る」という二つの方向性を決め、人と人をつなぐ場を作ってきた小山田徹さんと、場所の記憶をモチーフにした作品を作ってきた伊達伸明さんに出品を依頼した。

 同展では、伊達さんがメーンコーディネーターを務めるギャラリー北で、記憶をテーマにした空間を作り、「これまでわたしたちが日々の生活の中で何に触れてきたのか」を振り返る。一方、小山田さんがメーンコーディネーターを務めるギャラリー南にはミニアートセンターを作り、日々の生活の中で使っているものや深くかかわったものなど個々に身近な物を展示し、会期中連日にわたり同プロジェクトボランティア・スタッフによるレクチャーを開く。

 「今回のプロジェクトをやってみて、アートについて皆さんいろいろと考えをもっているということを実感できた。同時に、自分がアートに対して持っていた考えもそうしたさまざまな考えのなかの一つにすぎないのだと気付いた」と同センター・アートコーディネーターの安河内宏法さん。「今はまだ、さまざまな意見を集約し一つのかたちにしている途中。自分たちの実感に根ざした展覧会をつくりたい」とも。

 開催時間は10時~20時。入場無料。3月28日まで。

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