源氏物語を題材に詩と狂言がコラボレーション-chori/童司が公演

詩と狂言のコラボレーションユニット、chori/童司が源氏物語を題材に公演する。

詩と狂言のコラボレーションユニット、chori/童司が源氏物語を題材に公演する。

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 詩と狂言のコラボレーション・ユニット「chori/童司」は1月19日、同志社大学(上京区烏丸通上立売下ル)寒梅館クローバーホールで「清風」の公演を行う。

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 chori/童司は、詩人のchoriさんと、狂言師の童司さんで構成される2人組みのユニット。詩を吟じるchoriさんは、裏千家十六代家元千宗室の長男で、1999年より詩作を始め雑誌「詩学」(詩学社)の「詩学最優秀新人賞」も受賞している。狂言を舞う童司さんは大蔵流狂言師で、祖父を茂山千之丞、父を茂山あきらに持つ。京文化の次世代を担う2人は一昨年のテレビ番組出演をきっかけに出会い、意気投合。「新しいことにチャレンジしたい」というお互いの気持ちがユニットを組むきっかけとなった。

 「清風」は8つの短編によるオムニバス形式。詩と狂言の組み合わせは前例がなく、源氏物語を題材としながら、両者をどうコラボレートするかが見どころ。脚本も全て自分たちで手がけた。今回の公演は、「いろは」「青海波」に続き、源氏物語をモチーフとした「あさきゆめみし」シリーズの第3回目。

 choriさんは「今回の作品は、chori/童司の奥行きを感じてもらうことができるはず。少しでも多くの人に見てもらいたい」。童司さんは「詩と狂言という2つを味わってもらえるが、しっかりとした1つの作品に完成した。名人芸ではないが、若さならではの融合した魅力を感じてもらえれば」と話している。

 19時開演で、前売り2,500円。問い合わせはミホプロジェクト(TEL 075-212-4456)まで。chori/童司は、2008年の源氏物語ミレニアムに向けて今後も公演を継続していく予定。京都・パリ・フィレンツエの公演も同年に予定しているほか、バンド活動も行っている。

chori/童司

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