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京都水族館のペンギン「からす」のひな 親よりも臭うのはなぜ?

写真では伝わらないがきつい臭いが充満している

写真では伝わらないがきつい臭いが充満している

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 体重が3キロに迫り、成長を見せる京都水族館(京都市下京区観喜寺町、TEL 075-354-3130)のペンギン「からす」のひなの臭いが成鳥のペンギンよりきつい理由を聞いた。

2週間前のひな。フワフワした綿羽に覆われている

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 同館では、ペンギンに京都の通りから名付けており、からすは烏丸通が由来。昨年末ごろに同館で生まれた「てら(寺町通に由来)」とつがいとなった。ひなは3月2日、約66グラムで誕生し、生後50日目となる4月20日の体重測定では、2930グラムと、生まれたときのヒトの赤ちゃんとほぼ同じにまで体重を増やし、巣箱から外を見つめるなど順調に成長を見せている。

 この日の体重測定では、スタッフがそろって「ひなちゃん臭い臭い」と冗談半分ながらも口にする。実際、成鳥の臭いは気にならないのに対して、ひなは魚の生臭さとホコリがこもったような臭いが鼻を突く。

 飼育スタッフの小島早紀子さんは「ひなが臭いのは、フワフワとした綿羽(めんう)は水をはじくことができず、水で汚れを流せないから。例えるなら生まれて一度もお風呂に入っていないようなもの」と説明。綿羽が抜けて、水を弾く羽になり、泳ぎ出すと臭くなくなるという。

 ひなは、フリッパーやおなか周りの毛が抜け始めた状態。今後は、体重や羽の生え替わり具合、日齢などを見て泳ぎの練習に入るという。

 開館時間は10時~18時(連休中などは変更)。入館料は、一般=2,050円、大学・高校生=1,550円、小・中学生=1,000円ほか。

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