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本能寺跡に複合施設「信長茶寮」開店へ-漫画家の原哲夫さんもプロデュース

原哲夫さんが描いた信長の絵と信長が戦の前に食べたという「湯漬け」を持つスタッフ

原哲夫さんが描いた信長の絵と信長が戦の前に食べたという「湯漬け」を持つスタッフ

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 本能寺跡に6月2日、織田信長をテーマにした複合施設「信長茶寮(しんちょうさりょう)」(京都市中京区西洞院通蛸薬師上る池須町、TEL 075-229-6777)」がオープンする。企画は、漫画家の原哲夫さんらが取締役を務める「ノース・スターズ・ピクチャーズ」(東京都武蔵野市)運営は、明治創業の呉服メーカー、「小田章」(中京区西洞院通六角下る池須町)。

地下1階の「龍の墨絵」

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 本能寺総本山の公認も得ている同施設。地下1階地上4階建て。1階はショップで、2階以上は、食事をしながら見ることのできるステージや安土城の天守閣をイメージした個室を設ける。地下1階には、安土桃山時代の地層まで掘り下げて採集した焦土や本能寺戦没者慰霊碑がある。背後には、日本画家の柏原晋平さんが制作した龍の墨絵を飾る。地下1階の奥には「信長の魂を感じながら酒を楽しむ」バーを設けた。

 2階には、原さんの描いた信長の絵や「辻ヶ花」と呼ばれる染めの技法を用いた安土桃山時代の古布と、技法を復刻して制作された着物を展示。フードは、桶狭間の戦いの前に食べたとされる「湯漬け」を京風に仕上げた「究極の湯漬け御膳」(1,200円)、「最後の晩餐」(4,000円・要予約)などを提供する。

 「信長の魂や伊吹を感じてもらいたい」とノース・スターズ・ピクチャーズの飛田野和彦さん。スタッフも信長ファンが多く、桶狭間の戦いの日と同じ日が誕生日というスタッフの浅利志穂里さんは「信長は破天荒なところが一番の魅力。信長を近くに感じられるお店で働くことができてうれしい」と話していた。

 各フロアの営業時間などはホームページで確認できる。本能寺の変があった6月2日のオープン日には、舞妓(まいこ)さんや幸若流「敦盛」の舞、津軽三味線ユニットKUNI-KENのライブなどを行う。

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