清水寺(京都市東山区)奥の院で12月12日、2017年の「今年の漢字」に「北」が選ばれた。
「北」が選ばれた理由は、たび重なる弾道ミサイルの発射や核実験の強行など北朝鮮の動向に脅威と不安を感じたことなどが挙げられた。このほかの理由には九州北部の記録的な大雨や北海道産のジャガイモの供給が滞ったこと、大谷翔平選手の大リーグ挑戦や清宮幸太郎選手の入団などの北海道日本ハムファイターズの話題や葛飾北斎展も理由に挙がった。
2位以下は「政」「不」「核」といった漢字が続いた。
「今年の漢字」は日本漢字能力検定協会(京都市東山区)が1995年から始めたもので、今年で23回目。ウェブ投票や図書館などに設置された投票箱で募集を行い、一番多かった漢字を「今年の漢字」として森清範貫主の揮毫(きごう)で発表している。
貫主が揮毫した和紙は今月15日18時まで同寺本堂で展示する。