三条烏丸にある「文椿ビルヂング」(京都市中京区三条通烏丸西入ル御倉町)1階の「椿ラボ京都」(TEL 075-231-5858)で現在、ファブリックと傘の展示会が開催されている。
今回がシリーズ8回目となる「koha*オリジナルファブリック」の作品展。初となる京都と大阪会場の2都市開催となった。会場には、新作「ひなげし」柄を加え、晴雨兼用の傘やエコバッグ、クッションカバーやブックカバーなどの作品が並ぶ。
「koha*オリジナルファブリック」は、koha*さんのデザインした柄を京都の染色会社が捺染(なっせん)した生地。傘の組み立ては京都の「小野内商店」が担当。今回はリクエストのあった折り畳み式の傘も登場した。会場に来ていた別の傘の会社の人に『これはとてもいい仕事。これからもこの人との取引を大事にしてほしい』と言われ、びっくりした」とkoha*さん。「値段は少し高くなってしまうが、とてもいいものなので大切に使ってもらいたいし、そうしてもらえるものを作り続けていきたい」とも。
今回、大阪でも展示会を開催したことで発見があったという。「京都の店舗だと観光客を中心に全国から人が来ているのに対し、大阪では沿線の人が多かった。それは本来普通のことだが、京都はそういう土地なのだとあらためて実感した」という。
4月10日には「ひなげし」のオリジナルファブリックを使ったフランスの伝統工芸「カルトナージュ」という厚紙に布や紙を貼る手法でメモ帳を作るワークショップも予定する。
開催時間は11時~20時。火曜定休。4月11日まで。