烏丸三条で「乙女感」を打ち出した振り袖の展覧会-蓮の柄も

「椿-tsubaki labo-KYOTO」で10月15日から、展覧会「koha*の世界展 vol.3」が開催されている。

「椿-tsubaki labo-KYOTO」で10月15日から、展覧会「koha*の世界展 vol.3」が開催されている。

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 文椿ビルヂング(京都市中京区三条烏丸通西入ル)1階のアート&プロダクトラボラトリー「椿-tsubaki labo-KYOTO」で10月15日から、展覧会「koha*の世界展 vol.3」が開催されている。

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 同展は、グラフィックやウェブ、プロダクトなど幅広くデザインを手掛けるkoha*(コハ)さんの振り袖ブランド「こはのふりそで」に焦点を当てたもの。同ブランドは、koha*さんが「京女の旬の乙女感」をテーマに2005年に発表したもので、同展では過去からの発表作を含む7点を展示している。同展関係者の上平和慶さんは「今まで、振り袖柄としてはタブーとされてきた蓮(ハス)の柄が一番の見どころ」と話す。

 koha*さんは「和装とは無縁の仕事をしてきたからこそ、古典柄が新鮮だった。三世代が関わって買い物をすることができるという希有な商品である振り袖は、それぞれの立場やいろんな思いが重なりあう、幸せでちょっと重さのある品。いろいろな視点からの思いを分析してクリアしたときに良い柄ができあがるのだと実感している」と話す。

 同ブランドについて、上平さんは「古典を踏襲しつつも、独自の解釈で現代を生きる女の子を応援する、美しく力強い振り袖」と話す。「『こはのふりそで』の世界は、和装という枠を超えて、ストレスの多い現代を生き抜くためのリアリティーに満ちた美学にあふれている」とも。

 開催時間は11時~20時。火曜定休。入場無料。11月10日まで。

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