京都国際マンガミュージアムで「フィギュアの系譜」展-土偶から超合金まで

マンガ家・江口寿史による同展のイメージキャラクター「ドグちゃん」(「古代少女ドグちゃん」より)©古代少女製作委員会

マンガ家・江口寿史による同展のイメージキャラクター「ドグちゃん」(「古代少女ドグちゃん」より)©古代少女製作委員会

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 京都国際マンガミュージアム(京都市中京区烏丸通御池上ル、TEL 075-254-7414)で現在、夏の特別展「フィギュアの系譜-土偶から海洋堂まで」が開催されている。

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 日本のサブカルチャーとして海外からも注目を集める日本のフィギュア文化。夏休みに入り、連日、外国人来館者が大勢訪れている。観光スポットとしても注目される中、同展は日本ならではのフィギュア文化を京都から世界へ発信する。

 2階ギャラリーで行われている同展は2つのパートに分かれる。第1パートは土偶から埴輪(はにわ)、こけしなどを経て、明治、大正、昭和へと「人形」の系譜をたどる構成。リカちゃん人形やマジンガーZの超合金、「キン肉マン」ケシゴムなど懐かしいキャラクター約300点をそろえる。

 第2パートではフィギュア文化をけん引する海洋堂(大阪府門真市)のフィギュアを中心に約300点を展示する。アニメキャラクターのアクションフィギュアや、「チョコエッグ」などの食玩、海洋堂フィギュア原型師BOME(ボーメ)さんの美少女フィギュアなど、さまざまなフィギュアを展示する。

 同館では今回が3回目の海洋堂フィギュア展となるが、土偶、埴輪とフィギュアを同時に並べたのは初の試み。同館研究員の伊藤さんは「太古から現代までのフィギュアの系譜が理解できる最先端のフィギュア展」と自信をみせる。「昭和のアニメキャラクターのフィギュアなどをゆっくりと懐かしんでいただければ」とも。

 8月8日にはギャラリートーク&講演会「妖怪/フィギュア論」を開き、妖怪とフィギュアの関係についての講演を予定。1階ではフィギュアの塗装を体験できるワークショップ「フィギュアに色を塗ろう!」を連日開催(9月からは土曜・日曜・祝日に開催)。同展オリジナル・ガイドブック(300円)のほか、ミュージアムショップでは同展で展示するフィギュアを含め122体のフィギュアを販売する。

 開館時間は10時~18時(8月31日までは20時まで、入館は共に30分前まで)。観覧料は、大人=1,000円、中高生=500円、小学生=200円(入館料を含む)。9月26日まで。水曜日休館(8月31日までは無休)。

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