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京都女子大の学生が祇園で訪日外国人向けマナー向上企画 文化の違いで苦戦も

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しおりを配布する京都女子大学の学生たち

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 祇園・花見小路で12月19日、京都女子大学の学生が「マナー啓発オリジナル祇園栞(しおり)」を観光客らに配布し、マナーアップを呼び掛けた。

舞妓さんもしおりを受け取った

 同大学の「生活デザイン研究所」では、昨年3月に行われた祇園町のガム取りに参加したことをきっかけに、祇園町南側地区協議会と共同で訪日外国人に向けたマナーアップを目的とした取り組みを開始。同協議会から現状を聞いたり、しおりのデザインのアドバイスを受けたりした。

 同協議会の高安美三子さんによると、舞妓(まいこ)さんを大勢で取り囲んでの写真撮影は、中国人の訪日ビザの要件緩和されて以降、裾や襟をつかんで撮影を強いるなど悪質な例も出てきたという。そこで同協議会ではピクトグラムを使った看板を設置。「本来は景観が悪くなるので設置したくはなかったが、マナーがあまりにも悪く苦渋の決断となった」という。

 学生が用意したしおりは祇園のちょうちんと舞妓さんの横顔をデザインした2種類。日本語、中国語、英語の3種類で「祇園はええとこどすえ、マナーを守ってもらっておおきに」と呼び掛ける。1万枚を制作した。

 この日学生は、おそろいのピンクのTシャツを着てしおりを配布。「物珍しさに受け取ってもらえるのでは」と学生は期待していたが、中国からの観光客は受け取らない人が続出。手のひらを正面に向けて「不要」のジェスチャーをして通り過ぎる人も多かった。

 配布の列に加わった家政学3回生の袴田真央さんは「中国の人は道で配布しているものを受け取ると後で料金が発生するのでは、と警戒されているようだ。これはフリー(無料)だと前置きしてようやく見てもらえる」と話す。

 学生がピクトグラムの看板を使ってマナーを説明すると、「ここは写真はいいけど自撮り棒は駄目?分かった」と納得する人や、「もう1種類欲しい」としおりを旅の記念にする人などもいた。

 高安さんは「日本では『あらかわいい』と思って手に取ってもらえるが、海外の人はまた違うようだ。マナー向上に向けて学生さんと一緒に考えていきたい」と話す。

 同しおりは今後も配布する予定。

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