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京都の個性派書店が持ち寄りで作る24時間限定「本屋」オープンへ

本屋の醍醐味の一つ、棚作り

本屋の醍醐味の一つ、棚作り

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 フィールドラボ(京都市中京区蛸薬師通境町西入雁金町)で、京都の個性派本屋がつくるイベント「いまどきのブックフェア」が3月28日、始まった。主催はYUYBOOKSとちのり文庫。

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 京都に拠点を持つおよそ20の本屋と、「いまどきの本屋講座」の受講生の4人が作る同イベント。「死にたくない」「脱京都」「おかえり」などのテーマを設け、各書店が持参した本の中から選び出す。中古本と新刊本を合わせておよそ1500冊が並び、翌日の15時まで24時間営業する。

 パートの傍ら本屋を目指す長尾敦子さんはミヒャエル・エンデ原作の映画「MOMO」のフォトブック、実家が新刊書店で「いまどきの」本屋を体験しに講座に参加した小西康裕さんはファーストブックとして人気の「じゃあじゃあびりびり」を出品。装丁の美しさから山田邦子さんの「結婚式」を選んだ台湾出身の許●譜(きょきんふ)さんは、受講したことで帰国後は日本の本も扱う書店で働きたいと決意したという。

 受講生の1人で、和歌山から参加した三木早也佳さんは「講座でホホホ座(旧ガケ書房)の山下さんが、読書は特別なことでもなくDVDを選んでいるのと同じような娯楽だ、という言葉が印象的だった」と振り返る。「本屋には、空間としての面白さもある。ジャンルも様々な本が、楽しいテーマごとに並んでいるので『予期せぬ出会い』があるはず。目的も持たず、ふらっと公園に入る感覚でお越しいただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は15時~29日の15時。

 (●はごんべんに斤)

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