京都水族館の泳ぎの苦手なペンギン、飼育員と泳ぎの特訓

泳ぎの「特訓」の様子

泳ぎの「特訓」の様子

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 京都水族館京都水族館(京都市下京区観喜寺町)の生後7カ月のペンギンが、飼育員と泳ぎの練習に励んでいる。

「特訓」の様子を水中から見る

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 泳ぎの練習をしているのは、3月に同館で生まれたケープペンギン。性別はまだ不明。同時期に生まれた4羽のペンギンは潜ってエサを取れるのに対し、このペンギンだけ水を怖がる様子を見せていた。そのため9月末から飼育員が水に入って指導するようになった。

 仲間のペンギンがいると驚いてしまって泳げないため、1羽だけにして「特訓」開始。初めは水の上に浮かぶだけの姿に「ペンギン変な泳ぎ方~」と園児から声も上がった。しかし、徐々に水中に差しだされたエサに目がけて、これまでできなかった潜水をするように。「日に日に成長を感じる」と飼育員の福嶋弘幸さん。浅いながらも潜れるようになったことから「次は、水中でエサを取れるようになれたら」とにっこり。水中の様子も見られるエリアでは「人も泳いでいる」とにぎわっている。

 今後も特訓を続け、ほかのペンギンのように水底から与えるエサを取れるようになるまで成長を見守りたいという。「特訓しているところを見たら、ぜひ応援してもらえたら」と福嶋さん。

 開館時間は9時~17時。入館料は、大人=2,000円、高校生=1,500円、小中学生=1,000円ほか。

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