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「不二家 四条店」で最後のクリスマスケーキ販売-来年1月の閉店前に

当時の四条店

当時の四条店

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 「不二家 四条店」(京都市下京区四条通木屋町東入ル橋本町、TEL 075-221-0771)が来年1月5日に閉店するのを前に、最後のクリスマスケーキ販売を行っている。

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 四条店は76年前の1934(昭和9)年に開店。当時、1階で販売し、2階で飲食スペースを運営して、クリスマスケーキも販売していた。現在の建物は築77年で改装は行っているものの、老朽化が進んでおり建て替えが必要になった。その後、賃貸借契約で折り合いがつかず閉店が決まった。

 現在、1階で喫茶とケーキなどを販売、2階ではレストランを営業する。「南座や八坂神社の帰りにいつも立ち寄ってケーキを購入する人や学生がパーティーなどで利用するなど幅広い年齢の方に利用がある」と店長の崎元寛樹さん。会社帰りの男性の利用もあるという。

 クリスマスケーキは毎年予約よりも店頭での販売の方が多く、特に百貨店が閉まった後の20時から購入する人が増えるという。今年は最後のクリスマスケーキの販売ということで予約数が昨年より増加。「予約でも店頭でも、やはりショートケーキが一番売れている」と崎元さん。特に「クリスマス苺(イチゴ)のスペシャルショートケーキ」のSSサイズ(直径135ミリ、2,000円)が人気だという。

 同店には「親子3代で誕生会に利用することもあったので残念」などの声が寄せられている。崎元さんは「76年の長い間多くの方に足を運んでもらい本当にありがたい。最後まで皆さまに愛される店舗であるために喜んでいただける商品を提供していきたい」と話す。今後については、「大丸京都店(下京区)に今年4月にオープンした新業態の『ミルキーカーニバル』を利用していただければ」と同社広報室の溝口修さん。

 営業時間は9時30分~22時。

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