大丸京都店(京都市下京区四条高倉西入ル)6階に9月15日、「長沼静きものひととき」がオープンした。
きもの着付け教室着物の着付けやレンタル、ヘアメークのサービスを提供する同店。関西初出店で、デパートの常設店としても初めての出店となる。着物約30着を常備し、事前に同店でiPadで好みの着物を選択すると、その着物は当日までに店舗で用意する。着物を着た京都観光の需要に対応するため、訪問着や小紋などの街着を中心に有名作家の着物を取りそろえる。
新たなサービスとして店内にiPadを備え、同店で扱う着物のラインアップを見られるようにした。着物のデータを拡大して見られるため、着物の地紋や質感なども確認できるという。新たに開発したiPhone用のアプリ「HITOTOKI」ではiPhoneで撮影された写真を使い、画面上でバーチャル試着できる。同サービスは15日から配信を始めている。
オープン初日には長沼静学院長が登場。本物でない着付けが多いことを指摘した上で、「京都の街の着物を美しくしたい、という思いでやっている。若い人だけでなく、背中に手が回らないから着物を着るのをあきらめている高齢の方や、日本文化を知ってもらうという意味で外国の方に利用してほしい」と長沼院長。
営業時間は10時~20時。料金は、レンタル=3万1,500円・5万2,500円・7万3,500円、着付け=5,250円(振り袖のみ8,400円)、ヘア・メーク=各5,000円。期間限定でオープニングキャンペーンや体験プランなども用意する。