「わくわくKYOTOプロジェクト」開催-全国の若手現代アートが集結

今月16日から始まった「わくわくKYOTOプロジェクト」をPRする左から豚星さん、勝さん、信長さん、糸川さん。

今月16日から始まった「わくわくKYOTOプロジェクト」をPRする左から豚星さん、勝さん、信長さん、糸川さん。

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 京都市内の8会場で現在、若手現代アートのイベントや展示を集めた「わくわくKYOTOプロジェクト」が開催されている。

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 大分で開かれた「別府現代芸術フェスティバル2009 混浴温泉世界」で現代アート作家が共同生活をしながら作品を製作・展示する「わくわく混浴アパートメント」をきっかけに始まった同プロジェクト。16日のオープニングイベント「大文字でわくわくがはじまる」を皮切りに、各会場で作品の展示やパフォーマンスを行うほか、夕涼みイベントや地元の祭りに参加するなどの企画を予定する。

 同プロジェクトに最初から参加する象書家の豚星なつみさんは大分県出身。「わくわく混浴アパートメントは他府県から来た作家が大分を題材にアートにしたことで新しい大分の発見があった」と振り返る。「今回は逆にわたしが京都に来て感じたものを表現できれば」。同じく初回からプロジェクトに関わるBEPPU PROJECTの勝正光さんは「開催された場所に合った新たなものが生まれることが面白さの一つ」と話す。

 人が集まることによって「何かが生まれる」という同プロジェクト。その好例が演劇部の取り組みだ。毎回開催地に沿った内容の演目を上演しているが、ストーリーは上演の直前に決定し、キャストも当日来る人の中から募集する。「そんな公演でも、感動があったり毎回名俳優が生まれたりする」と勝さん。「何が生まれるかは予測不能。生まれるまではわからない」とも。

 「これからの活動で参加者も巻き込んで『何か』を誕生させて、全体を盛り上げたい」と意気込む2人。「次は『わくわく日本』、その次は『わくわくワールド』にしたい」と豚星さんはこれからの展開を語る。

 会場は、元立誠小学校や京都芸術センター、鴨川三条大橋などで、サイトで確認できる。今月29日まで。

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