京都吉兆・徳岡さん、「ミシュランガイド京都・大阪」への見解明かす

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 関西日仏学館(京都市左京区吉田泉殿町)で6月1日に開催された「フードジャーナリスト懇親会」で、京都吉兆の徳岡邦夫さん、「あまから手帖」編集主幹の門上武司さんがトークセッションを行った。主催は、放送作家で語源ハンターのわぐりたかしさんが代表を務める「フードジャーナリスト会議」。

 同会は、テレビ、出版、新聞、ウェブなど、「食」「食メディア」にかかわる専門家が集う勉強会・交流会の場として定期的に開催されている。2006年秋に東京で発足し、これまでに東京を中心に19回開催されている。20回目を迎える今回は約90人が参加した。

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 トークセッションに登壇予定だったが体調不良により来日できなかった「ミシュランガイド京都・大阪」(2009年10月刊行予定)の総責任者ジャン=リュック・ナレさんは電話でコメントを寄せ、「今回参加できず大変申し訳ない」としたうえで、「10月の発売に向けて、現在も調査員が身分を隠し、一般のお客様と同じように食事をして調査を続けている。発売を楽しみにしていてほしい」と語った。

 一方、会場では「『ミシュランガイド京都・大阪』刊行に対しては、何百年もの伝統がある京都の老舗はミシュランの調査方法にはそぐわないのではないかという声も上がっているが、それについてはどう考えるのか」という質問が参加者から上がった。これに対して、徳岡さんは「ミシュランの評価は一つの見方であり、それがすべてというわけではない。ミシュランの評価はそれとして受け止め、次へと生かそうという気持ちが大切。京都の中だけを見るのではなく、世界にあるすべてのレストランが同じ軸で評価されるという世界レベルでの意識を持つということも重要では。こうした動きが国同士の交流にもつながるのでは」と答えた。

 今回知人に誘われ初めて参加したというフリーエディター&ライターの関谷江里さんは「いろいろな情報が得られるのでとても面白く、楽しめた」と話す。次回開催は未定。

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