京都を学ぶ体験・学習型旅行-「京都おこしやす大学」開講

京都市観光協会は「京都おこしやす大学」を開講し、約60種類の旅行プランを実施する。写真は1月7日に実施された「初春の京都 いとをかし雅の平安遊び体験」の模様。

京都市観光協会は「京都おこしやす大学」を開講し、約60種類の旅行プランを実施する。写真は1月7日に実施された「初春の京都 いとをかし雅の平安遊び体験」の模様。

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 京都市観光協会は、昨年12月初旬より、体験・学習型の旅行プラン「京都おこしやす大学」を実施している。

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 同プランは、大学に見立てて「精神文化学部」「産業文化学部」「映像文化学部」など7つの学部を設け、各種旅行プランを分類し提供するもので、東京や福岡などでは「全国京都講座」も行う。

 「おこしやす大学」は、京都についてもっと深く知りたいという要望の高まりと、旅行が単なる観光目的から参加体験型に移行しつつある状況を踏まえて企画された。約60種類あるプランは、旅行会社とコラボレートしたもので、同協会が設定したテーマに沿って旅行会社が旅行プランを作成した。特に、「食文化学部」と「伝統文化学部」のプランの人気が高い。

 参加者は首都圏からが3割、関西圏が6割程度。プランによって参加者の年齢層は異なるが、カップルでの参加が目立つものもあるという。てぬぐいの歴史や製造方法などについての講義後、ティッシュやワインボトルなどをおしゃれに包む手ぬぐいの使い方について体験する「永楽屋細辻伊兵衛商店『てぬぐい講座』」の参加者からは、「てぬぐいのデザインがとてもカラフルなのでもっと活用したい」「今まで知らなかった手ぬぐいの使い方を教えてもらい大変参考になった」などの意見が寄せられたという。

 同協会関係者は「プランを通じて、見学するだけでは分からない京都の奥深い魅力をゆっくり、じっくり堪能してもらいたい。自分の興味のある分野について、見て・学んで・感じてもらえれば」と話している。

 「京都おこしやす大学」は今後4年間継続する予定で、3月以降は新たに「東映京都撮影所特別見学と嵐山シネマツアー」や「京野菜のおはなしとお食事」などのプランも新設される。また、来年が源氏物語ミレニアムにあたることから、「定期観光バス特別コース『源氏物語』ゆかりの地をたずねて」や「源氏物語ウォーキングツアー」などをすでにプレイベントとして実施しており、来年に向けて新企画の提案も行う予定。

 終了後は、「講座終了カード」を発行し5枚集めると「受講認定書」がもらえる。

京都市観光協会 特設サイト「京都おこしやす大学」

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