京都のインターンシップの成果を報告-職人から学ぶ事例も

写真=インテリジェンスオフィスのインターシップ生ら

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 キャンパスプラザ京都(京都市下京区西洞院通塩小路下ル)で11月27日、大学コンソーシアム京都インターンシップ事業プログレスコースの報告会が開催された。

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 同事業は、実体験と教育研究の融合による高い職業意識の育成や自主性・独創性のある人材育成を目指したプログラムで、プログレスコースでは受け入れ先の企業・行政機関・非営利団体などが提示したテーマや課題に沿って学生が約6カ月間のプロジェクト型インターンシップを行った。

 同報告会では同コースの実習生とインターンシップ受け入れ先の担当者が集まり、それぞれの受け入れ先で実施されたプロジェクトの報告が行われた。受け入れ先はインテリジェンスオフィス、iCEO、京都シネマ、京都パープルサンガ、京都府教育委員会、キンシ正宗、大学コンソーシアム京都、ひらかた市民活動支援センター、フロムページの9団体。

 インテリジェンスオフィスのプロジェクトでは7人の学生が実習に取り組み11月8日、ミニシアター付きカフェ「六館堂」(東山区)で京都の働く職人から学ぶイベント「匠萌!」を開催し、その成果を報告した。同イベントは学生向けに京都の職人と話す機会を設け、自立した働き方を学ぶことで参加者の自立も促すという内容。同イベントに参加した梅染め「梅工房」の職人山本晃さんは「学生でもマナーが良いと感じた」という。「靴工房 源」の手作り靴の職人である清原優子さんは「普段工房にこもっているが、学生とも普通に話せることに驚いた」と話す。同プロジェクト代表の武中康浩さん(京都産業大3年)は「人と向き合う大切さを学べた」と振り返った。

 同事業推進室の担当者は「各プロジェクトの報告は事前に準備され、非常に完成度の高いプレゼンテーションとなっていた。それぞれのプロジェクトの成果も受け入れ先で評価が高かった」と話した。同報告会は2回に分けて開催し、2回目は今月4日に行う。

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