烏丸経済新聞の今年の年間PV(ページビュー)ランキングがまとまり、新型コロナウイルス感染症関連の記事5本がトップ10に入った。
ランキングは今年1月1日から12月9日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 大学のオンライン授業で学費は減額すべき? 京都の学生ら論陣を張る(7/8)
2. 「二条城で朝食を」 新たな生活様式対応に門川市長も「いいね」(6/18)
3. さよなら「ジュンク堂京都店」 ファンら見守る中、32年の歴史に幕(2/29)
4. 京都でも新型コロナウイルスに伴い営業時間短縮など 大丸は火曜休館(3/4)
5. 修学旅行先としての京都、コロナで潮流変わる 新たな顧客開拓へ(12/1)
6. 「ハート」のカメムシ バレンタインを前に京都御苑で見つかる(2/13)
7. 京都で玉露のみ使用「瓶入り宇治茶」、5月下旬から府内飲食店で提供」(1/22)
8. 京都府立植物園で紅葉ライトアップ 十月桜との共演も(11/14)
9. 国立大学で二次試験 京都大学には恒例「折田先生像」(2/25)
10. 京都で漫画とアニメの祭典「京まふ」 マスクの型染め体験も(9/20)
1位は大学生のオンライン授業について当事者の学生が向き合った話題。2位は二条城の朝食提供プラン。検温や手指消毒、向かい合う席についたてを立てるといった対策を設けての実施となった。5位は、時短営業や百貨店の火曜休業の話題だった。
新型コロナによって生じたのは悪いことばかりではない。12月掲載の記事ながら「修学旅行先としての京都、コロナで潮流変わる 新たな顧客開拓へ」は5位につけた。海外向け富裕層に対応するために磨いてきたコンテンツが、コロナの影響で海外に行けなくなって国内旅行をする私立学校から注目を集めているという。
10位はマスクの型染め体験を「京まふ(京都国際マンガアニメフェア)」で提供した話題。「コロナのせいでうまくいかないと言うよりも少しでも楽しんでもらえることができないかと思った」という馬場染工業5代目黒染師の馬場麻紀さんの言葉が頼もしい。
10位以下にも1メートルを超える「アマビエ」看板や、京都市が苦境に立たされたライブハウスなどを支援する異例のクラウドファンディングといった話題が連なる。
例年上位を占める新施設のオープンや飲食店といった話題が目立たないことが印象的ランキングとなった。烏丸経済新聞では2021年はこれまで以上に、コロナで変わる街や生活を前向きな視点で紹介したい。