シンポジウム「分離派建築会誕生100周年を考える」が5月25日、Impact Hub Kyoto(京都市上京区)で行われる。主催は分離派100年研究会。
分離派建築会は1920(大正9)年に東京帝国大学の建築学科の卒業生が「過去建築圏」から分離を求めて結成した組織で、2020年に100周年を迎える。100周年を前に全8回のシンポジウムを東京と京都で開いており、今回が6回目。
今回は建築と彫刻の関係に焦点を当てる。京都タワービルの設計者である山田守が用いた「マッス」による表現の変遷の紹介など4人の発表とディスカッションが行われる。進行は京都国立博物館の本橋仁さん。
会場は、1921(大正10)年に分離派建築会に大きな影響を与えたといわれる岩元禄が設計した「京都中央電話局西陣分局」を改装した施設。29歳でこの世を去った岩元の現存する唯一の作品である。
開催時間は13時30分~15時。参加無料。申し込み不要。定員は70人。