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京町家を内側から照らす「都ライト」 西陣の住民によるツアーも

2015年のライトアップの様子

2015年のライトアップの様子

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 京町家のライトアップ企画「都ライト」が11月9日から始まる。

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 照明を外側から当てるのではなく、住居を含む町家や工場の内側にライトを設置して、「暮らしの明かり」に見立てるのが特徴の同企画。学生らで作る同実行委委員が地域の行事に参加するなどして地域に理解を得ながら準備を進めてきた。

 会場は、西陣織の工房が今でも多い浄福寺通大黒町や五花街の一つ上七軒(かみしちけん)通、新しい住人も多い五辻通、六軒町通、上立売通の3カ所。それぞれ通りの特徴に合わせて「つくる」、「みせる」「いきかう」というテーマの明かりを設置する。

 期間中、町家の見学や老舗和菓子店「老松」のコラボ和菓子を用意した即席茶会(500円)のほか、11日は映画「古都」(1963年)の鑑賞とそのロケ地となった手織工場を見学できる「西陣シネマ」(11日のみ、ウエルカムドリンク付き、2,400円、要予約)を行う。地元の人や地元の行事などに参加してきた実行委員が案内する「都ライト地域ツアー」も行う。

 担当者は「都ライトは住民の方と一緒に作る地域密着のイベント。京町家と底に根付く暮らしや文化を感じてもらえたら」としている。

 開催時間は会場ごとに異なる。撮影に三脚を使う場合は要申し込み。今月11日まで。

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