京都国際会館(京都市左京区)で9月29日・30日、「SAKE Spring~発酵ワンダーランド~」が行われる。
9月30日に行われる文化庁創設50周年のシンポジウムに合わせて、日本の食の特徴的の一つ、発酵にテーマを当てて日本酒や日本酒に合わせた発酵食を取り入れた料理の提供するほか、日本酒や発酵をテーマにしたセミナーを行う。
今年同イベントは4月に行われ、2日間で約1万5000人が来場した。ライトな日本酒ファンでも楽しめるよう、日本酒コンシェルジュが好みに合わせた銘柄を案内したり、初心者向けセミナーを開催したりしたことで、20~30代が半数を占め、女性の来場者も多かったという。
今回もこうした工夫のほか、全国47都道府県の日本酒や、スペインやメキシコなど海外で醸された日本酒を「黒船ブース」で提供。「復興支援ブース」では豪雨被害を受けた山口県の「獺祭(だっさい)」や広島県内の銘柄を用意。売上金の一部を支援金として寄付する。着席で料亭のメニューが楽しめたり、舞妓(まいこ)さんにも会えたりするVIP席も用意する。
30日は、発酵食堂カモシカ(右京区)が「発酵食でつくる酒のアテ」ワークショップを行う。ぬか床づくりやぬか漬けを使ったレシピ、醤(ひしお)を使ったアテを作って試食するもので、定員は各回15人。
同イベント運営事務局の山田真梨子さんは「前回は、天候に恵まれたこともあってお酒と料理を片手に、庭の芝生のエリアでピクニックのように楽しんでいる人も多かった。今回は、日本酒と発酵について気軽に知ってもらえる機会にもなるのでは」と話す。
開催時間は11時~18時。チケットは、「満喫チケット」(お酒券15枚+おつまみ券2枚)=3,500円、「アフター3チケット」(15時以降の入場、お酒券12枚)=2,000円、「VIP チケット」(お酒券15枚・有名料亭の特製酒肴弁当)=1万2,800円ほか。ワークショップは各回1,500円。申し込みは「SAKE Spring」ホームページで受け付ける。