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南座新開場 11月の顔見世で幸四郎さんら親子三代襲名披露へ

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京都ホテルグランヴィアで7月28日、リニューアル工事が進められている「京都四條南座」の初回公演となる顔見世興行の演目と出演者が発表された。

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 「南座発祥四百年」と銘打った顔見世興行は、11月から2カ月間連続で上演する。この日は11月の演目を発表した。歌舞伎座から始まった、二代目松本白鸚(はくおう)さん、十代目松本幸四郎さん、八代目市川染五郎さんの親子三世代による襲名披露公演の締めくくりとなる。

 公演は、昼の部で幸四郎さんと染五郎さんが「連獅子(れんじし)」を演じるほか、白鸚さんが「鈴ケ森(すずがもり)」を行う。夜の部の「勧進帳(かんじんちょう)」では、幸四郎さんが弁慶、白鸚さんが富樫(とがし)、染五郎さんが義経を演じる。

 会見で白鸚さんは「奇跡は手をこまねいて待っているのではなく、みんなで起こすものだと確信した。大道具さんをはじめ裏方のお一人までみんなで襲名を支えてくれた。その奇跡の終幕が南座での襲名披露になる」とかみしめるように話す。

 幸四郎さんは「京都はパンクのイメージがある。新しいものに対して信念を持ったロックな場所」と話し、南座の最初の一ページを務めたい」と意気込む。染五郎さんは「地方で一カ月間にわたり公演をするのは初めて。「『勧進帳』では、義経が主人公なのだという気持ちで、『連獅子』は、親獅子を崖に追い込むくらいの意気込みで演じたい」と話す。

 公演に向けムービックス京都でシネマ歌舞伎上映、京都高島屋でパネル展示など関連企画を展開する。

 襲名披露公演は11月1日~11月25日。料金は、1等席=2万5,000円、2等席A=1万2,000円、2等席B=1万円、3等席=8,000円ほか。チケット販売は10月15日から。

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