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京都デニムが木瓜紋入りベスト 「現代に織田信長が生きていたら」テーマに

後ろに木瓜紋をあしらった「信長モデル」のベスト

後ろに木瓜紋をあしらった「信長モデル」のベスト

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 京都デニム(京都市下京区小稲荷町、TEL 075-352-1053)で現在、織田信長の紋の一つ「木瓜(もっこう)紋」入りデニムの販売が行われている。

デニムとベストを着用した例

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 友禅染めの技法を使うデニムや小物を提供する同店。新たに投入した商品は「織田信長が今の時代を生きていたら」という発想でデザインしたベスト「陣羽織・織田信長モデル」(5万1,840円)とジーンズ「ブラックシューター 織田信長モデル」(6万2,640円)の2種類。

 店長の宮本和友さんは「昨年の『真田丸』人気や、ゲームや漫画でも戦国武将をモチーフにした作品も多く、武将の家紋人気は根強い。アンケートを取ると、強くて格好いい信長にまつわるものを身につけたいという思いからか、織田信長が1位だった」と話す。

 ベストは秀吉に下賜したと伝わる「木瓜桐文緋羅紗陣羽織」をモチーフに、インディゴ(藍)に染めた生地を赤く染め、紋の部分を抜染(ばっせん=脱色)。そこに金色に見える茶色の染料「金茶」で紋を描く。宮本さんは「プリントより数段手間だが生地に対する染料の堅牢性も高く、50年でも模様が落ちずに残る」と話す。ちょっとした時に見えるボタン裏には、鮮やかな赤色の組亀甲紋様の裏地を忍ばせる工夫も。

 ジーンズは信長をイメージしてアクティブな細身のラインを採用した。黒地に金茶の木瓜紋をあしらう。「腰まわりの見つけにくい位置なので『ほら見て』と自慢できる。話しのきっかけにも面白い。いずれもコスプレの一時的な衣装ではなく、普段に着られるデザインに仕上げた」とも。

 宮本さんは「職人にオーダーして物を作るのはお金も時間もかかる贅沢な趣味だが、うちの店のお客さんはそれを楽しんでいる。店も職人も育てられているのを実感する」と話す。

 商品はいずれも受注生産で、注文から2~3週間程度必要となる。

 営業時間は9時~20時。

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